2012年11月19日月曜日

フィリピン当局、カジノ開発めぐるユニバーサル賄賂問題を調査へ!



パチスロ機メーカーのユニバーサルエンターテインメント6425.OSがマニラで建設している巨大カジノリゾートをめぐり、同社の岡田和生会長が経営する子会社がフィリピンのカジノ規制当局首脳の側近に多額の賄賂を贈ったとされる問題で、アキノ大統領のスポークスマンは19日、フィリピンの当局が捜査を開始する方針だと明らかにした。

アキノ大統領のスポークスマン、エドウィン・ラシエルダ氏は、記者団に「賄賂を通じて(カジノの)ライセンスを取得したことを示す証拠があれば、契約の破棄を検討する理由になる」とした上で、「そうした行為が受け入れられないのは明らかだ。しかし、それには適切なプロセスを経なくてはならない」と語り、司法省が捜査を要請されたと明らかにした。

ロイターは16日、ユニバーサルの子会社が2010年5月に、フィリピンでカジノ事業を監督するフィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)のヘニュイーノ会長(当時)の側近で、公社のコンサルタントを務めていたロドルフォ・ソリアーノ氏に賄賂を支払ったと伝えていた。

これを受け、19日の東京市場ではユニバーサル株が11%下落し、9カ月ぶり安値をつけた。

ユニバーサルのスポークスマンは、現時点でコメントすることはないとしている。

PAGCORは19日にこの問題について声明を発表し、ロイターの報道には「重大な問題」が含まれていると指摘、捜査当局に対し「伝えられている賄賂問題について全容を明らかにする」よう求めた。また、フィリピン当局は米連邦捜査局(FBI)と協力すべきだとの考えを示した。

一方、フィリピン政府に対してユニバーサルのカジノ開発プロジェクト中止を求めている国会議員は、議会でこの問題に関する公聴会を開催するよう求めた。

【2012年11月19日 17時52分 ロイター通信から抜粋】

2012年11月15日木曜日

中国人のために創られたラオスのカジノ街 犯罪頻発で廃墟化・・・



 東南アジアで唯一、海のないラオスの風景は、山と田畑ばかりだ。日本の本州と同等の面積にもかかわらず、人口が約650万人と少ないため、国道を走っていても滅多に集落を目にすることがない。

 ミャンマー、中国と接する北部の県、ルアンナムターの中心部から、中国国境へ向けて車で1時間。急に目の前が開けたかと思うと、ピンクや黄色などパステルカラーの建物群が目に飛び込んで来た。

「磨丁黄金城」。2004年11月に建設が始まったこの街は、ラオス政府の肝いりでスタートした経済特区だ。しかし内実は、中国資本に開発を丸投げ。2億ドル近くつぎ込んで出現したのが、大小10以上のホテル、カジノが建ち並ぶ、「ボーテン・ゴールデン・シティ」という名の不夜城だった。カジノを訪れたことがある現地のラオス人男性はこう語る。

「カジノで遊んでいるのは、ほとんど中国人でした。メインのカジノ場では、中国人の高級娼婦が名刺を配って歩いていて、気に入った娘がいると上の階のホテルに行く仕組みでした。3階はVIPルームになっていて、中に入るとアヘンの匂いが立ちこめていました」

 国内ではカジノが許されていない中国人のために、中国資本が隣国ラオスに創り出した夢のカジノ。それがゴールデン・シティなのだ。

 しかし、ここが犯罪の街になるのに時間はかからなかった。カジノで身ぐるみはがされる人が続出し、殺人事件が多発した。事を重く見た政府は、とうとう2010年末、カジノをクローズさせた。1万人以上の中国人が暮らしていた夢の街は、瞬く間にゴーストタウンとなってしまったのだ。

 現在は、20数件の雑貨店や飲食店が街の片隅に軒を並べている。全員が中国人で壁の時計は中国時間に合わされている。中国が強引に創り出そうとした夢の街のなれの果てだった。

 ボーテンから車で10分ほど離れた国道沿いに、かつてこの地に住んでいた少数民族の村があった。

「2000ドルやるから出て行けといわれました。逆らうことはできません。それまでは田畑の恵みで生きていましたが、今あるのは家だけ。荷物の積み降ろしで家族6人を養っています。この先? あるのは不安だけです」(66歳のルー族男性)

【2012年11月15日 07:00 NEWSポストセブンから抜粋】